日記

のんき者の苦悩

2026年第1日目、7時40分に深い眠りから自然に目覚めて、むくりと身体を起こした。目覚まし時計が鳴り響かせるけたたましいアラームに叩き起こされない朝の目覚めは、すこぶる気持ちがいい。そして、トイレに行って用を足し、目覚めの煙草を1本味わい、ポッ…

地震予知の噂、パスカルの賭、備蓄

2025年6月21日は土曜日なので、本来ならば休日であるはずであった。しかし、4月に発生した休業の振り替えという名目で、できなかった生産を取り戻すべく、工場に駆り出されてしまった。梅雨前線は早々と消滅したため、時期はずれに猛烈な熱を帯びつつある…

マガジンレイパーあらわる!

僕の木曜日の朝は早い。午前5時にセットした目覚まし時計の音で飛び起きると、すぐさま財布を持って、自転車でセブンイレブンに向かう。5分もかけずにセブンイレブンに到着して自動ドアをくぐれば、買い物かごを手に取り、その足でまっすぐ雑誌コーナーに…

とりとめのないことども 15

とにかく、僕の生活は慌ただしくなった。かといって、ブログも読書も諦めたくなかった。ブログを更新せずに放置したり、買った本を部屋の隅に積んだままにしておくことは、僕の信条からすれば、恥ずべき断念でしかなかった。というふうに、言うことや考える…

のんき者は生きている

また1年が終わろうとしている。思い起こせば、2024年もいろんな出来事に巻き込まれた。良いことも悪いこともあった。派遣先の不正によるのべ4カ月にもわたる休業、借金を踏み倒したMさんの略式起訴、2度目の財産開示からの債権執行、一念発起のダイエッ…

認知してっ!ー文学フリマ大阪12大反省会ー

去年に引き続いて今年も、文学フリマ大阪に参加してきた。出店数も来場者数も過去最高を記録し、会場は閉場のアナウンスがあるまで盛況であった。今回は、新刊を1冊刷ってきた。かつて工場で一緒に働いてきた同僚のYにふりかかるいざこざをまとめた本であ…

とりとめのないことども 13

インドネシア語の学習で一番怖いのは、単語でも、文法でも、発音でも、リスニングでもない。技能実習生と対面しても、言葉が出てこず、どもって、愛想笑いをするしかない気まずい瞬間の訪れでもない。単語帳をめくりながら『こんなことして意味あるの?』と…

のんき者、タイヤ屋で働く

去年から、タイヤ屋をしている大学時代の友人に頼まれて、タイヤ交換のバイトをすることになった。平日のライン作業が終われば、土曜日と日曜日はタイヤ屋で出稼ぎに行く。拘束時間は9時から17時。日給はそこそこいい。ただ、頼まれると気前のいい返事をし…

入社して5年ののんき者である

9月上旬、派遣会社の担当者から、電話がかかってきた。「お疲れ様です。のんき者さんに手渡したいものがあるので、自宅に伺いたいが、いつならのんき者さんの都合がつくでしょうか?」「手渡したいもの、ですか?」担当者からの、あまりにも珍しい用件に、…

大雪に悩む

深夜2時30分にうっかり起床。カーテンを開けると、かねてからの予報通りの大雪。雪が街灯の光を反射しておるためか、深夜なのに外はほんのりと白く明るい。3時30分、懸念していた通勤が果たして可能どうか確認するため、物は試しにコンビニまで新雪を踏み歩…

働き始めて4年と6カ月(Happy New Year)

派遣会社の正社員として、大きな工場で働き出してから、4年と6カ月という年月が経った。あっという間の4年半だった。そして、面白くもなく、同じ毎日を繰り返すだけの、重みのない4年半だった。同じ4年半でも、大学卒業してからの4年半と、工場生活でのそれ…

Mの逃亡(宋襄の仁)

そうじょうのじん【宋襄の仁】無用のあわれみ。中国の宋(そう)の襄公(じょうこう)が、敵の楚(そ)が困っている時に苦しめてはならぬと言って討たなかったため、機を失って、かえって楚に負けたことから。(岩波国語辞典 第八版より) 8月25日、Mさんが仕事を辞…

のんき者、サウナが嫌いになる

引っ越しする前に住んでいた寮は、勤めに出る工場の、道路を挟んで向かい側にあったので、通勤には便利であったが、周囲は田圃に囲まれている「陸の孤島」であった。もちろん公共交通機関が発達していない田舎なので、休日にどこかへ買い物や気晴らしに行く…

のんき者、感染する(未完)

GWに突入すると同時に、新たな土地での生活が始まった。新天地は今まで住んでいた「陸の孤島」ではない。交通の便も、飲食店にも、スーパーやコンビニにも恵まれた住みよい街である。だからさっさと引っ越しをすませれば、街をいろいろと探索するつもりで…

のんき者、引っ越しをする

僕は今、O市のアパートに住んでいる。間取りは2LDK、最寄り駅まで徒歩10分もかからないという好物件である。派遣会社が借り上げているため、家賃はかからない。月々負担するのは、光熱費と家電(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ)のレンタル代だけ。おそらく2…

のんき者の棚卸し

020年の年の瀬に、4円パチンコで3万発をたたき出したのを引き金に、僕の借金は急増した。パチンコというのは、一度大勝ちすればそれで満足できる代物ではない。大勝ちすると、もう一度大勝を求めて、やりこんでしまうのである。3万発などめったに出せるもの…

のんき者、メタボになる

自分は大丈夫だと信じ切っていても、いつかそれが思い込みに過ぎなかったと気づかされる時が必ず来る。10月30日に、健康診断があった。そこで下されたいくつかの結果は、僕にとって都合が悪く、いささかショックを受けた。体重76kg、腹囲86cm、BMI25.1。これ…

とりとめのないことども 8

午前10時に目を覚まし、カーテンを開けると、真っ青な秋空であった。朝起きて、まずしなけりゃならんのは朝食である。これは大した労力はかからない。隣近所のコンビニで買えばそれで事足りるのだ。わざわざ遠出をしなけりゃならん必要性は皆無である。しか…

二度とキャンプ場に行かない

兎にも角にも、僕はもう二度とキャンプ場には足を踏み入れまいと心に決めた。2019年9月21日、世間は3連休の初日とあって、多くの人の顔にどこか落ち着きのない色が窺えるこの日に、僕は職場の先輩と2人で京都市北部にあるキャンプ場へ泊まりに行った。 台風…

のんき者、文学フリマに申し込む

9月26日に催される第9回文学フリマ大阪に、サークルとして出店することに決めた。出店ジャンルは「エッセイ・随筆」で、過去に当ブログで投稿した記事を自選して、同人誌にまとめる。書いて書いて、0から1を生み出すことばかりしてきただけで、いざ別の形に…

とりとめのないことども 7

みなさん、お元気ですか? 僕は元気だ。 元気だけはあるんだ。 どうやら僕は文章を書くのが、好きらしい。 そんな自分自身の性質に気づいてから、万年筆で日記を書き、ブログに記事を投稿することが生活の中心となった。 気の向くままに更新していると、それ…

のんき者と怪文書

5月4日は、ゴールデンウィークの折り返しが過ぎる日。この日は何にもしなかった。いや、この日だけでなくその前日も前々日も、僕はぐうたらと過ごしていた。ゴールデンウィークに突入する前は、あれやこれやしてやろうと頭の中で段取りを組むのだが、いざ突…

父の言葉

父と打ち解けて心を通わせなくなったのは、いつ頃のことだったろうか。父がリーダーを務めていたガブスカウトに入団させられた7歳くらいの頃から、厳しく頭ごなしでやり込める父の機嫌を損ねぬよう、おどおどしていたように思う。僕と父が話すのは、こちら…

ぼくのクソ休み

ぼくのクソ休み誰が買うのか知らない自動車を拵えるため、日夜問わずこき使わされているうちに、じわりじわりと、僕の中の大切な何かが汚れ、くすんで、ひび割れ、堕ちていく。 ここしばらく、殆どと言っても言いすぎではないくらいに、本を読まなくなったし…

のんき者、風俗に行く

日本各地に新型コロナウイルスの魔の手が、じわりじわりと押し寄せる以前に、僕はふと風俗に行こうと思った。その時は奇しくもパチンコに勝って、あぶく銭の紙幣で財布が膨れあがった時だった。この金で、ふだんは考えもつかないような、思い切ったことをし…

のんき者、低山に登る

社員寮から車で15分走ったところに、雪野山という名の山がある。 標高は308m。低い山である。 5月20日、初めてそこへ登った。 そんな名前の山があることは、道路標識で確認していたので、前々から承知していた。 きっと登山のできる山には違いない。 けれど…

のんき者が書き始めたわけ

20歳の誕生日から、更新にムラがあれども、今日まで10年以上続けてこれた。ここまでの途上で、両親にブログの存在がバレたり、新卒で入った会社の全社員に知れ渡って炎上したり、ヤフーがブログのサービスそのものを停止したりしたため、やむを得ず名前とア…

とりとめのないことども 8

ペンションで、人を3人殺した。服には返り血がない。たぶん、不意を襲って、絞め殺したか、何か硬い物で頭を殴ったか、やり方はそのどちらかだと思う。前々から計画を立てていたわけではなく、全くの衝動でやってしまったので、後の始末をどうしようか、途方…

のんき者、総量規制に引っかかる 補足

以下は『のんき者、総量規制に引っかかる』 https://raccoon-dog.hateblo.jp/entry/2020/05/07/224341 の内容を補う当時の日記である。これは総量規制が発覚して数日で書き留めたものなので、2年前の記憶を掘りおこしただけの前回の記事でははっきり伝えられ…

とりとめのないことども 6

今の職業に就いてから、自分の時間が、ブログや読書に熱中できるほどのまとまった時間が欲しいと思わなかった時はなかった。それが、1つのウイルスの蔓延による工場の操業停止という予期せぬかたちで、ポンと手に入ってしまった。4月23日から、僕は働かずに…